どんな人にもうつ病にかかる可能性はあるのですが、特に女性には一定の時期にうつ病になりやすい傾向があります。そのため、男性よりも女性のうつ病患者が多く報告されています。女性がうつ病を発症することが多いのは、子どもを産んだ後のようです。いわゆる「産後うつ」といわれるものです。
産後うつは、出産後1ヵ月から3ヵ月くらいの間の、母親が育児でもっとも忙しい時に見られることが多いとされています。うつ病は精神的なストレスが原因になることがあるので、慣れない子育ての不安や、身体的な疲労によりうつ病になってしまうようです。実家に里帰りをして出産した場合は、母親の手助けがなくなる自宅へ戻った後、一人で子育てをする負担でうつ病を発症するのです。
産後うつは、心身の疲労だけが原因ではありません。妊娠中はホルモンが豊富に分泌されていますが、そのホルモンが出産によって失われます。ホルモンバランスの乱れが自律神経に与える影響も、うつ病の原因になるでしょう。
ホルモンバランスが崩れるのは、産後だけではなく、更年期も同じです。更年期になると、体が閉経に向けて変化し、ホルモンバランスが崩れることでのぼせやめまいなどの更年期障害 を起こします。更年期の女性は、親の介護や子どもの独立、夫の定年退職などで生活環境も変化しますから、これらの心身の疲れやストレスがうつ病の原因になってしまうのです。
更年期障害は、比較的うつ病よりも自覚しやすいものですし、診察を受けてうつ病に進行していることがわかれば正しい治療することができます。不調を感じたら、早めに病院で受診しましょう。
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